ドライアイ
監修:吉野眼科クリニック日本国内では2,200万人もの人がドライアイと言われ、パソコンを常用している会社員の約30%はそうだとか。とくに、ホルモンや涙の分泌量の差から、女性に多いそうです。 (※2003年9月京都府立医大の調査による。)
パソコン (VDT症候群)
人間は1分間に20回程まばたきをしますが、パソコンなどを凝視しているときは、その1/4の回数になると言われています。
まばたきの刺激は涙の分泌に作用するため、まばたきが減ると涙の分泌量も少なくなり、また、まぶたを閉じる時間が少なくなることで涙の蒸発量も増加します。そのため、仕事等でパソコンを使う時間や頻度が多い方は、眼の表面が乾くドライアイになりやすいと言えます。
パソコンを使うときは、1時間使用したら5分間は眼を休ませる、意識的にまばたきをする、まぶたで眼を覆えるくらいまで、パソコンの画面を下げるといったことに注意しましょう。
コンタクトレンズ
コンタクトレンズを使用すると、涙がコンタクトレンズに吸い取られたり、涙が蒸発しやすくなるため、ドライアイ、またはドライアイに近い状態になりやすいようです。また、ドライアイの眼は、非常に傷がつきやすくなっています。
そのため、ドライアイのままコンタクトを装着し続けると、コンタクトのつけ外しのときに傷をつけてしまうことも。この傷に細菌が入ると炎症を起こす可能性もあります。コンタクトをしたときに眼が痛いと感じたら、眼科へ行くようにしましょう。
人口涙液点眼
ドライアイの治療は、人工涙液による点眼療法が一般的です。ドライアイの方は、眼の表面が傷ついていますので、防腐剤の含まれていない目薬をおすすめします。涙点プラグ
涙点プラグは、人工涙液の点眼では症状や傷が改善されない場合の選択肢です。涙が排出される涙点をシリコン製のプラグで閉じることで、涙の排出を抑え、涙を眼の表面にためます。人工涙液とは違い、自分の涙で眼を潤す治療法です。コンタクトレンズ不耐症に対するレーシック
ドライアイなどによってコンタクトレンズが装用できない状態を、コンタクトレンズ不耐症と言います。コンタクトレンズは角膜に接しているのではなく、涙の層に浮いています。涙量が少ないドライアイでは、眼の表面を傷つけてしまいコンタクトができないという方もいらっしゃいますが、そんな方にはレーシック (近視矯正手術) という選択肢があります。実際にドライアイの症状がひどく、コンタクトができないためにレーシックを受けたという方も多くいらっしゃいます。レーシックの術後でも一時的にドライアイになるのですが、専門的で適切な治療と、時間の経過とともに改善されていきます。
ただし、レーシックによってドライアイが完治するのではなく、コンタクトができない状態を改善するものと考えてください。
レーシック手術を受けられるかどうかを調べる適応検査では、眼の状態を細かくチェックすることができるので、「ドライアイかも?」と思う方は、一度ご自分の眼の状態をじっくりと調べてみてはいかがでしょうか。
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