花粉症

監修:南青山アイクリニック

花粉症は、どうして眼に症状が出るの?

眼の結膜は覆うものがなく、直接空気に触れているので、花粉が入りやすくなっています。結膜は涙液によって常に潤っているため、花粉がつきやすく花粉の成分が涙液に溶かされやすいというのも原因です。

また、花粉 (アレルゲン) が眼の結膜 (白目部分) にくっつくと、抗体が作り出されます。アレルゲンと抗体が反応するとヒスタミンが放出され、このヒスタミンがかゆみや充血等の眼のアレルギー反応を引き起こし、アレルギー性結膜炎などの症状が現れます。ちなみに鼻も粘膜に花粉が付着することで、アレルギーが起こります。

花粉症の対策

花粉症はアレルギー症状のため、今のところ完全に治すことは難しいのですが、症状を軽減させることは可能です。症状が出る前に、できれば花粉が飛散する時期の2週間前から抗アレルギー薬を点眼すると効果的。薬は、眼科で処方してもらいましょう。

花粉が飛び始めたら…

外出時にはマスク・メガネを着用し、室内へ入る時は花粉をよく払い落とす事が基本。外出の後は、点眼水で眼に付着した花粉を洗い流すのもよいでしょう。
  正しい眼の洗い方
  まぶたをめくるようにして眼を広げ、顔を上に向けて、視線を動かしながら目薬を4回差します。

(1) 上を向いて点眼

(2) 右を向いて点眼

(3) 下を向いて点眼

(4) 左を向いて点眼

花粉症のときは、コンタクトレンズよりメガネがおすすめ

花粉症のため眼に炎症を起こしているときは、コンタクトの使用を避けましょう。コンタクトレンズをつけているときにかゆみが生じて眼をこすると、角膜に傷がついてしまうこともあります。コンタクトレンズに花粉が付着し汚れることもありますので、花粉を防げるメガネをかけることをおすすめします。

花粉症でもレーシックは受けられる?

基本的には軽度から中等度の花粉症の場合は、レーシックの結果に影響がないことが分かっています。ただ、重症の方は術後の炎症の影響や術後にこすってしまうなどのリスクがありますので、花粉症の治療をして症状を抑えてからレーシックを受けた方が良いでしょう。また、花粉症の症状が強い時期は避けた方が賢明です。

一方でPRKやLASEKのように傷の治りの期間が長い術式では、花粉症による炎症が同時に存在すると、上皮下混濁※などが起こりやすくなりますので注意が必要です。

この場合には術後の目薬を長く使用したり、症状が強い時期は避けるという事が必要です。花粉症の時期はコンタクトレンズを使用するのがつらく、メガネで過ごしているという方は、レーシックを受けるのも、花粉症シーズンを快適にする1つの手段となるでしょう。

※角膜の表面が透明でなくなる症状。

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